引越し近距離と超近距離引越し

住んでる場所を移動する引越しは規模が小さくても大きくても肉体的にもお財布的にも負担がかかるもの。できれば効率良く、快適に引越したいと考えている方は多いのではないでしょうか。

長距離引越しなら家族世帯で10万円オーバーになることも珍しくない引越しの世界。近距離引越し、『超』近距離引越しならどうなるのか、安くなるのか!?

今回は近距離引越しについてたっぷり解説していきます。

引越し近距離と超近距離引越し

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引越しました。 ベランダビールがやりたくて✨ #寒すぎる #近距離引越し #引越し #ビール

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◆近距離引越しは意外とみんなしている!?◆

その名の通り旧居と新居がそれほど離れていない中で行う近距離引越し。引越しといえば一般的に別の街や県に転居するイメージですが、マンションの更新に合わせてだったりペットを飼う目的で近場のペット可物件に引越したり、気分転換だったり。様々な理由で近距離引越しは行われています。

近距離引越しのメリットといえば、長距離の場合より料金がリーズナブルなことではありますが、そもそも引越ししなければかからない費用になります。

仕方なくではなく自らの意志で近距離引越しを行う方はそこまで料金にこだわない場合もありますが、安いにこしたことはないですよね!

引越し業者は固形のものではなくサービスを販売しています。また、引越しは季節により混雑したりしなかったりすることから、固定料金制を導入しているところのほうが少ないです。
大抵の場合は荷物の量と移動距離で料金が決定します。

するとどういうことが起きるかというと、安い安くないを調べるには基本的に『見積もり』するしかありません。1社だけに依頼しても比較対象がないと安いか判断できません。

多くの方が最低でも2社は見積もり依頼をしているようです。多い方なら10社以上見積もり依頼して最安値を探るケースも。

このような背景から下記はあくまでも参考目安ですが、近距離引越し(20km未満)の場合、荷物少なめの単身引越しで18,000円~25,000円くらいということもあれば、50,000円ほどかかることもあるようです。

引越し業者そのものがリーズナブル路線だったら安くなりやすいですが、他にも季節やタイミング(たまたま予約が密集しているなど)にも左右されるものなので、安さを重視するなら複数見積もりを行いましょう。

超近距離引越しでもそれなりにお金はかかる?

超近距離引越しでもそれなりにお金はかかる?

超近距離引越し(引越し先が隣の物件だったり、1km~3kmくらいしか離れていなかったり)の場合でも引越し料金はそれなりにかかる・・・というのは引越し料金が『高い』というより、移動距離に対して『けっこうかかるなあ』と感じてしまうことがあります。

超近距離引越しの場合は移動距離というより荷物量で料金が変動しやすいです。

荷物量が少なければ10,000円以下で終わるケースもあります。荷物量が多ければ単身引越しでも30,000円~40,000円ほどになるケースもあります。

状況によっては宅配便を利用したほうが安く上がるケースもあったり、荷物量によってはそもそも自力引越しのほうがお得になったりする場合も。
超近距離引越しだと色々と『状況次第』になりやすいので、自力引越しなどの手段も選択できる方は見積もりをして結果を見てから検討するのもありです。

一人、世帯人数あり、繁忙期、タイミングなどで料金は変動リスクあり

引越し料金は本当にびっくりするくらい条件次第で変わることが多いです。

第一希望日の翌日のほうがガクッとリーズナブルになったり、1ヵ月後だと半額になったりというケースも冗談抜きで出てくる可能性はあります。それは近距離引越しだろうが超近距離引越しだろうが同じです。

引越し料金に影響を与える、料金を左右する可能性のある要素をまとめてみました。

◆引越し料金を『高く』させる可能性がある要素◆

  • 春(繁忙期)
  • 土日
  • 連休(GW、お盆、年末年始)
  • たまたま希望日が混雑している
  • そもそも選んだ引越し業者の基本料金が高い
  • 荷物量が多い(トラック2台必要など)
  • 長距離引越し

繁忙期は言わずと知れた引越し料金が高い時期。これは近距離引越しでも同じです。

また、引越しを休日に被せてゆっくり荷物の片付けをしたい方は多いので、土日、連休も平日よりは高くなりやすいです。これは繁忙期ではなくてもです。

引越し料金はタイミングさえ合えばとても安くなる場合もあれば、その逆もある。だからこそ複数見積もりが大切です。

宅配便で引越しできるならそのほうがお得!?

ダンボールだけの引越しで使える方法ですが、宅配便だけで引越しするという方法もできます。

例えばプラスチックの3段くらいの衣装ケースも、サイズによっては宅配便(ロープで梱包は必要)で送れる場合があるので、必ずしも宅配便=ダンボールのみの引越しというわけではないものの、基本は大きい荷物は別の扱いになるので、ダンボールだけの引越し向きです。

この方法なら、ダンボールのサイズにもよりますが5~6個で10,000円以下で対応できる場合があります。数が増えれば引越し業者のほうが安くなる場合がありますが、ダンボールだけの引越しの場合は一度引越し業者の見積もりと、宅配便の料金を調べる作業(これは配送業者の公式サイトで調べることができます)をしてみてはいかがでしょうか。

近距離引越しをリーズナブルに行うならおすすめの引越し業者

近距離引越しをリーズナブルに行うならおすすめの引越し業者

近距離引越しをリーズナブルに行いたい、安さ重視派!ということであれば、そもそも引越し料金が安いことに定評がある引越し業者を優先して検討してみるのはいかがでしょうか。

今回おすすめするのは『赤帽引越し』と『アリさんマークの引越社』です。
どちらも有名どころで、引越し料金も安いと評判。近距離引越し、超近距離引越しにも強いです。

ただ両社はそれぞれ個性が違うので、より自分の引越しに適したほうを意識してみるのがおすすめです!

下記で特徴を詳しく確認していきましょう。

やっぱりリーズナブルで魅力的!赤帽引越し

赤帽引越しは、一般的な引越し業者のように本社があって支部や営業所に社員やアルバイトがいるスタイルではなく、赤帽と契約している個人事業主(オーナー)がそれぞれ独立して営業しています。
コンビニエンスストアのフランチャイズ形態をイメージするとわかりやすいかもです。

フランチャイズのコンビニエンスストアは店舗によって扱われている商品が微妙に違ったり、店舗の雰囲気に個性があったりしますよね。

赤帽引越しも同じで、どこの地域で利用してもカラーが同じ・・・というより、オーナーさんによって個性が分かれやすい傾向にあります。

共通しているのは基本の料金体系と、対応が良いこと。個人事業主が運営しているからこそ口コミやリピーター様が大切だからです。

赤帽引越しはとにかくリーズナブルで知られていて、近距離引越しでは特にその強みが活かされやすいです。

そんな赤帽引越しの引越し料金は、条件によって変動します。一番安くなりそうなものを利用しましょう。

◆距離制運賃(1km未満四捨五入)◆

距離 料金
20kmまで 4,860円
21km〜50kmまで1kmにつき 216円
51km〜100kmまで1kmにつき 162円
101km~150kmまで1kmにつき 129.60円
151km以上まで1kmにつき 108円

距離制の場合、諸料金も必要になります!

諸料金(距離制の場合のみ適用)

  • 作業料金 積込、積降が30分を超えた場合、以降30分ごと⇒540円
  • 待機料金(荷待料金)60分を超えた場合、以降30分ごと⇒1,080円

◆時間制運賃(作業料金を含む)◆

2時間貸切・20kmまで 4,860円
以降超過時間30分ごと 1,350円加算
1日貸切8時間まで・80kmまで 21,060円
以降超過時間30分ごと 1,350円加算

◆引越し運賃料金◆

内容 料金 備考
作業時間2時間以内・走行距離20Km以内の場合 13,500円 1台1行程・ドライバー1名、土曜・日曜・祝祭日は2割増

先ほど宅配便を利用しての引越しについても触れましたが、移動も荷物の搬出搬入も2時間以内で終わる+平日の引越しなら、赤帽引越しのほうが家具や家電などある程度荷物があってもリーズナブルになるかもしれません。

赤帽引越しはオプションをたくさんつけて至れり尽くせりな引越しというより、できるだけスタッフの対応範囲をシンプルにする代わりに他の引越し業者よりリーズナブルに強みがあるというイメージです。

荷物少なめの近距離引越しや、荷物は多いけど手伝える家族や友達がいるという場合に便利です。

◆赤帽のポイント◆

  • シンプルな引越しに特化している代わりにリーズナブル
  • 個人事業主が運営するスタイルだから営業所ごとに個性がわかれやすい
  • 個人事業主が運営するスタイルだから1件1件対応が丁寧

アリさんマークの引越社で近距離引越し

アリさんマークの引越社は大手の有名どころです。近距離引越しから長距離引越しまでしっかり対応していて、全体的にリーズナブルなのが特徴です。

◆アリさんマークの引越社の引越しプラン◆

単身向け

  • ミニ引越しプラン(約3畳の荷物量が目安)
  • 特ミニ引越しプラン(約1畳の荷物量が目安)
  • 超ミニ引越しプラン(ダンボール10個まで)

家族世帯向け

  • 経済パック
  • アリさんパック(スタッフが荷造りも対応)
  • アリさんフルパック(スタッフが荷造りも荷解きも対応)

赤帽引越しがシンプルな作業内容の代わりにリーズナブルに特化した傾向があるのに対し、アリさんマークの引越社についてはよりスタッフ対応範囲の広い引越しも可能です。

荷物量や世帯人数に合わせて引越しプランを選択できます。作業対応範囲が増えても他社と比較した際に料金がリーズナブルになりやすい傾向もあります(※引越し料金は時期やタイミングにより変動するシステムのところが多いので、同じ引越しでも料金が変動する可能性はあります)

アリさんマークの引越社が向いている近距離引越しは、ある程度スタッフの対応範囲が欲しい近距離引越し、荷物多めの近距離引越しです。

まずは気軽に、見積もり依頼してみるのはいかがでしょうか。

◆アリさんマークの引越社の企業情報◆

企業名 株式会社引越社/株式会社引越社関東
所在地 (引越社関東 東京本部)東京都江戸川区松本2-34-6 3F
電話番号(見積もり用) 0120-77-2626(見積もりなどの引越し問い合わせ先)

荷物が少ない場合は自力引越しもあり

荷物が少ない場合は自力引越しもあり

荷物が少ない近距離引越し、超近距離引越しなら自力で引越しをするというのもありです。

自力引越しは、引越し業者に依頼せず、宅配便も基本は使わず、自家用車や借りた車で荷物を輸送し新居に入れるというもの。引越し先の物件が隣や近所ならそのまま歩いて持ち運びしたり、荷台に載せて運んだり、という自力引越しもありです。

もちろん自力引越しは自分の体力、さらには時間まで使いますが、近距離引越しだからこそ取り入れやすい方法でもあります。
対応できるならこれが一番節約できる方法です。

自力引越しも事前準備自体は通常の引越しと同じです。服や雑貨はダンボールに詰めてガムテープで止めて、持ち運びやすい状態にしましょう。

とはいえ通常の引越しと違い、『全部きちんと梱包してください』的な規則があるわけではないので、見えていても自分が気にしないなら大丈夫。運び方は応用がききます。

自力引越しは基本的に荷物が少ない近距離引越し向きですが、自分が気にしなくて対応できるのであれば荷物が多くてもできることはできます。
ただ実際に荷物が多い近距離引越しでやってみると、物凄く大変で手間も時間もかかります。
また、軽トラックやレンタカーなどを借りて行おうとすると、何だかけっきょく普通に引越し業者もしくは宅配便に依頼した場合より高くなる可能性も無きにしも非ずです。

自力引越しってどうやってやるの?コツは?

自力引越しの基本的なやり方は、荷物を梱包して新居に輸送する。という感じですが、大きな荷物(テレビや衣装ケースなど)もある場合は、そちらを単体でそのまま運ぶのではなく、きちんと資材を用意して梱包したほうが安心です。

どうしてかというと、大きな荷物は運ぶときに壁や玄関を傷つけやすいからです。また、そちらが傷付かなくても大きな荷物側がぶつかって壊れるリスクがあります。

引越し業者に依頼する場合は養生があるので、壁や玄関などは傷付かないようにしてくれます。
しかし自力引越しではそういう補償はありません。
万が一傷付けてしまうと、賃貸の場合は敷金から引かれたり、敷金を支払っていない場合は退去時に別途修繕費を請求されたりします。

そのため大きな荷物は梱包がベスト。というか大きな荷物があるときは引越し業者に依頼したほうがベスト。安さにこだわる場合は引越し見積もり一括比較サイトを活用して、複数社に一括見積もりを行い、最安値を調べたり、料金交渉をしたりして安く抑えられるようにしましょう。

近距離引越し、超近距離引越しだと取り入れやすい自力引越しではありますが、メリットがあるのは状況次第。ダンボール以外の荷物がある場合はデメリットが出てきてしまう可能性もあるので注意が必要です。

『まとめ』リーズナブルに近距離引越ししよう!

今回の記事では近距離引越しと超近距離引越しについて視点を当ててご紹介しました。

引越し料金の基準で見れば安く抑えやすい近距離引越し系の料金ではありますが、季節やタイミングなどの様々な要素で料金が変動します。

そのためいつ近距離引越し、超近距離引越しを行うにしても見積もりは重視がおすすめです。
1社だけに見積もりというよりは、複数社に見積もりを依頼したほうが、その時々での安い引越し業者がわかります。

しっかり引越し業者を選んで、理想の引越しを目指しましょう!